リアル転職録

転職は“やり直し”じゃない、“挑戦”だ

転職しようと思ったとき、多くの人がぶち当たる壁。

「自分が何をやりたいのか、わからない」
「強みって何?毎日普通に仕事してただけなんだけど…」

実はこれ、普通です。

僕も最初は、「とりあえず今の会社が嫌だから転職したい」「年収を上げたい」くらいの動機で動き出しました。

でも、ここを曖昧にしたまま求人を探すと…
• 面接で志望動機が浅くなり落ちる
• 自分に合ってない職場を選んでしまう
• 内定が出ても「本当にここでいいのか」と不安になる

結果、転職失敗→また転職という負のループに陥る人が本当に多い。

そこでこの記事では、転職アフィリエイトとか関係なく、ガチでおすすめできる「深掘り型の自己分析」の方法を、段階ごとに紹介します。

ステップ1|まず「転職の引き金」をえぐる

自己分析の第一歩は、「今の職場の何が嫌か」「どんな状況で転職を考えたか」を感情まで掘ることです。

❓自分に問いかけてみて
• どの瞬間に「転職しよう」と決意した?
• そのとき、どんな感情があった?
• それは何回目だった?
• 1年前の自分と何が違った?

ここで書き出すべきなのは、「年収が低いから」ではなく、
• 「努力しても評価されず、理不尽に怒鳴られた」
• 「同僚が泣きながら辞めていった」
• 「朝、吐き気がして職場に向かえなかった」

こういった、生々しい感情レベルの引き金です。

この感情の根底にある「自分が譲れない価値観」こそが、次の転職で絶対にブレてはいけない軸になります。

ステップ2|「過去の成功体験」ではなく「没頭体験」を振り返る

「自己分析=強みを見つけること」と思われがちですが、
それよりも大切なのは、「夢中になっていたときの自分」を思い出すことです。

❓問いかけリスト
• 仕事中、時間を忘れるくらい集中していた瞬間は?
• 「今日はすごくやりきった」と満足した日の業務は?
• 誰かに感謝されたとき、どんな役割をしていた?
• 苦手な業務なのに、不思議と嫌じゃなかったものは?

🔍例:
• 営業目標を達成したときより、後輩の悩み相談に1時間付き合ったときの方が満たされていた
→「成果より、人との関係性にやりがいを感じる」人かも
• 定型業務のマニュアルを勝手に作ってた
→「改善・仕組み化」が得意で、裏方的な業務が向いてる可能性

ステップ3|「向いてないこと」も掘っておく

強みばかり探しても、逆に疲れるだけ。
むしろ「やりたくない・苦手・逃げたくなる」ことを言語化すると、自分の適職が浮き彫りになります。

❓具体的な深掘り質問
• 何の業務に、毎回ストレスを感じていた?
• 「またこの仕事か」とげんなりした業務は?
• どんな人と関わるのがしんどかった?
• 逃げた仕事・放置した案件・辞めた原因は何?

🔍例:
• 「週次レポート作成が地獄だった」→数字管理・細かいPDCAが苦手
• 「朝礼の発表が嫌だった」→人前で話すより1対1の方が向いてる

苦手=ダメではありません。向いてる方向が見える“ヒント”です。

ステップ4|「働く目的」と「人生の軸」を一度すり合わせる

ここまでで出てきた感情・エピソードを元に、以下を言語化してみましょう。

項目
自分なりの答えと働くうえで譲れない価値観
(例)感謝される瞬間がある、自由に発言できる環境


理想のチームや人間関係
(例)仲間と笑い合える職場、縦社会じゃない組織


給与と成長、どちらを優先したい?
(例)まずは年収、でも2年後には裁量重視
「3年後どうなっていたいか?」
(例)小さくてもチームを持っていたい、今より自信を持っていたい

転職は、人生設計の一部です。
「転職すればすべて解決する」は幻想です。
でも、「どこで、誰と、何をしていたいか」を考え抜くことで、仕事の選び方が一変します。

まとめ|“自己分析”は内省ではなく「再構築」
• 自己分析は“自分探し”ではない
• 「自分ってこうだったよな」を思い出し、つなぎ直す作業
• 言語化できた人から、転職は成功しやすい

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